パイナップルは堅い肉をやわらかくするという驚きの事実を徹底紹介!

料理
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ご飯ものが食べたくないな…

という時ありませんか?

 

そんな時、我が家ではよく

バンバンジーとか

蒸し鶏料理をよく作ります。

 

鶏料理はさっぱり食べられて

しかも安いので

主婦にとっては強い味方ですね!

 

ただ、胸肉やささみ肉は

火を通すとかたくなりがちなのが

ちょっと難点ですよね、

 

 

でも、

 

かたいお肉をカンタンに

やわらかくする方法があるんです!

 

 

それは、

 

加熱する前に

生のパイナップル成分を揉み込むことです。

 

たったそれだけで、驚くほど

しっとり、やわらかくなるのです。

 

なぜだと思いますか?

 

 

今回はパイナップルが

お肉をやわらかくする理由について

分かりやすく紹介していきます!

 

理由を知ったらきっとあなたも

お肉料理にパイナップルを

使いたくなるはずです。

 

 

パイナップルは堅い肉をやわらかくする!その理由は?

 

お肉をやわらかくするパイナップルの成分、

それは

「ブロメライン」という消化酵素

 

このブロメラインには

タンパク質を分解するという性質があります。

パイナップル以外にキウイやパパイヤも

同じような性質をもっています。

 

 

ここで注目したいのは、

「タンパク質を分解する」性質を持つ、

ということです。

 

もう少し詳しく言うと、

タンパク質にあるペプチド結合という

「つなぎ部分」を分解します。

 

この働きはかなり強く

生のパイナップルを食べた時の舌のピリピリ感は

ブロメラインがタンパク質を

分解する働きによるものなのです。

 

もちろん、これくらいでは

舌に問題はありませんのでご安心を!

 

 

そしてお肉は主に

タンパク質でできていますよね。

 

つまり、ブロメラインは

お肉の中に含まれるタンパク質のつなぎ部分を

断ち切る働きがあるのです。

 

 

お肉を焼いた時、

焼く前と比べて小さくなることが

よくありますが、

 

これは、加熱されることで

お肉のタンパク質が

ギュッと縮まってしまうことが原因です。

 

そしてギュッと縮まったお肉は

かたくなってしまいます。

 

このタンパク質をブロメラインが分解すると

お肉の縮まる力が弱くなり、

お肉がかたくなることを

防ぐことができるのです。

 

 

これが、パイナップルが

お肉をやわらかくする仕組みなのです。

 

 

ただ、ブロメラインは他の酵素と同様、

熱に弱いのが特徴です。

 

そのため、缶詰のパインだと

加熱処理をしてしまっているので

お肉をやわらかくする効果は見込めません。

 

お肉をやわらかくしたいなら、フレッシュな

生パイナップルにしましょう。

 

そしてもちろん、お肉を焼く前に

よく揉み込んでおくことがポイント

 

 

人工調味料などでなく、

自然の食材で効果が得られるため

安心して使えるので嬉しいですね。

 

 

どうして酢豚にパイナップルを入れるの!?理由を解説!

 

「パイナップルはお肉をやわらかくする効果がある」

 

ということがわかったところで

きっとあなたも頭に浮かんでいるかと思います。

 

「酢豚にパイナップル」を入れる理由を。

 

 

これまで説明したとおり、

パイナップルのブロメラインは

お肉をやわらかくする働きがあります。

 

特に、酢豚に使われる角切り豚肉は

火を通すとかたくなりがち。

 

その豚肉をやわらかくするために

パイナップルは適材だったんですね。

 

 

前述のとおり、火を通してしまうと

ブロメラインの働きはなくなります。

 

正確には

60度以上の加熱処理をすると

酵素の働きは失活してしまいます。

 

これを防ぐために「酢豚にパイナップル」は

下処理の段階で

パインを揉み込んでいる、というわけです。

 

 

あれ?

ということは…

 

食べる段階においては

お肉をやわらかくする仕事は

すでに終了しているため、

酢豚にパイナップルを入れなくても良いのでは?

 

ということになりますね。

それでもパイン込みで酢豚が出てくるのは

 

「パインが持つ酸味が酢豚を食べやすくする

 

とか、

 

「パインの色味で茶色い見た目が鮮やかになる」

 

といった他の効果もあるからです。

 

 

正直、私は

酢豚にパイナップルは肯定できない派です。

 

でも、少なくとも

 

酢豚に入っているパイナップルには

お肉をやわらかくする以外にも

いろいろな理由がある。

 

そう思うと、

次の機会があれば、食べてみようかな〜。

という気持ちにもなります。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

お肉をやわらかくするパイナップルの活用法

そのポイントは、

 

  •  缶詰ではなく生のパイナップルを使う!
  •  お肉の加熱前に揉み込む!

 

 

必ず加熱処理のされていない

フレッシュなパイナップルを使うこと。

 

そして、調理前の生肉に揉み込むこと。

 

あんまり長時間漬け込むと

ブロメラインの働きで

お肉が溶けてしまうことがあるので

気をつけてくださいね。

 

 

ちなみに我が家では、

冷凍保存してあるパイナップルを

自然解凍して使っています。

 

パイナップルを毎回買うのは面倒だけど

これだとストックできるし

そのままアイスとしても

美味しく食べられるのでオススメ!

 

 

ブロメラインにはお肉をやわらかくする以外にも

炎症の腫れを緩和させたり、

繊維質とともに腸内の不要な栄養物を分解し、

腸内環境を整える、といった働きがあります。

 

このようにパイナップルには

私たちの体調管理に役立つ成分

多く含まれています。

 

 

あまり食べる機会がないパイナップルですが、

食欲がない時こそ意識的に食べて

体調管理に役立てたいものですね。

 

あなたもいろんなお肉料理をするときに

ぜひパイナップルをご活用ください。

 

しっとり高級なお肉になって

お箸がすすむこと間違いなしですよ!

 

もしかしたら、

酢豚以上に相性のいいお肉料理が

見つかるかも?

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